遠いようで近く、近いようで遠い北九州の若松にあるハリマヤさんで1日勉強させていただきました。
去年もお世話になり、今年もぜひとお願いしたところ、ひょんなことからルーツの三浦さん、ベーカリーサミの高上さんとご一緒することになり、あれよあれよと各自パンを作るコラボ研修?となりました。
ハリマヤの大原さんが作るパンは、“男が憧れる男”のような“パン屋が憧れるようなパン”だと思っています。
テロワールを大切にして、農家さんの想いを乗せて、パンという形にしている。それがとても美味しい。
パンの形を模した意思や概念を食べているような気さえしてきます。
パンを見て香って食べて、作り手の信念を感じることができることは個人店の強み面白みですが、小麦畑やライ麦畑、その生産者さんの姿まで透けて見えてくるような気がするのは、ハリマヤさんがたくさんの人から愛される理由なのだと思います。
酵母や食材、生地に対してのアプローチにはロジックがあり、それを疑い日々進化していること、積極的に他のパン屋さんと交流し情報交換して最先端を吸収していること、生産者さんの畑に足を運び目で見て直接コミュニケーションを取ることなど、ストイックな面も去年に続き感じ、学ぶべきところがたくさんありました。
三浦さん、高上さんが仕込んだ生地や製法も近くで見て触れて勉強になりました。
同じシナモンロールやメロンパンという名前のパンも作り手の数だけ種類があります。
美味しいのは当たり前で、その上で、どのゴールを狙ってパンを作り、何を届けたいのか。特に、パンは料理以上に説明を添えずに選ばれることの多い食べ物です。
だからこそ、一口食べた瞬間や、見た瞬間に何を伝えられるかが、その店らしさになるのだと思います。
食べる人を思い、生産者の想いをつなぐ大原さんのパンたち、ルーツを辿り西海岸を表現する三浦さんのシナモンロール、微笑みながら食べている姿が想像できるような優しさのある高上さんのメロンパンはどれもパンそのものからお三方のメッセージを感じることができるものでした。
自分もパンやコーヒー、ドリンクがもっと高いレベルでつくることができるような気がして、何を届けたいのか改めて考えることができました。勉強になったのはもちろん、今後のエネルギーとなる1日になりました。

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