フレッシュクワトロサンド

以前、レギュラーメニューとして“ラケットチーズ”という名前のパンをつくっていました。
粉状のチーズを練り込んだむっちりとした生地を、細く長く伸ばし、輪っかをつくり、全体にシュレッド状のモッツァレラチーズとレッドチェダーチーズをまぶし焼き込む
生地のない内側もチーズでつながり、ラケットのような見た目のイメージです。
その商品はチーズがパリパリになるまで焼き込んでいたので、そのままでもおつまみ感覚で食べれるよう仕上げていました。
チーズのパンは焼き込んだほうが美味しい気がします。
ピザやハンバーガー、クロックムッシュのチーズがとろりとなるように
もしくは焦げ目がつくくらい高温で
あわよくばバーナーで表面を炙って
そして焼きたて熱々を、はふはふさせて食べるのが理想です。
焼きたて熱々を提供するまでに至っていない現状では、どのような形がベターか試行錯誤した結果のサンドイッチです。
焼きたてとろりの良さがあるようにフレッシュチーズでしか味わえない良さがあります。
ハード系すぎず、適度に水分を含み、コクとミルク感があるフランス産カマンベールと益城ヤング
酸味と香りと塩味のあるイタリア産ゴルゴンゾーラ
チーズ同士のつなぎ的な役割を求めて、ふわっと削ったイタリア産グラナパダーノ
仕上げにローストカシューナッツ、岩塩、メープルシロップ
パン生地も湯種を入れてもちっとさせました。

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