2024.10B

フレッシュクワトロサンド


以前、レギュラーメニューとして“ラケットチーズ”という名前のパンをつくっていました。

粉状のチーズを練り込んだむっちりとした生地を、細く長く伸ばし、輪っかをつくり、全体にシュレッド状のモッツァレラチーズとレッドチェダーチーズをまぶし焼き込む

生地のない内側もチーズでつながり、ラケットのような見た目のイメージです。

その商品はチーズがパリパリになるまで焼き込んでいたので、そのままでもおつまみ感覚で食べれるよう仕上げていました。

チーズのパンは焼き込んだほうが美味しい気がします。

ピザやハンバーガー、クロックムッシュのチーズがとろりとなるように

もしくは焦げ目がつくくらい高温で

あわよくばバーナーで表面を炙って

そして焼きたて熱々を、はふはふさせて食べるのが理想です。

焼きたて熱々を提供するまでに至っていない現状では、どのような形がベターか試行錯誤した結果のサンドイッチです。

焼きたてとろりの良さがあるようにフレッシュチーズでしか味わえない良さがあります。

ハード系すぎず、適度に水分を含み、コクとミルク感があるフランス産カマンベールと益城ヤング

酸味と香りと塩味のあるイタリア産ゴルゴンゾーラ

チーズ同士のつなぎ的な役割を求めて、ふわっと削ったイタリア産グラナパダーノ

仕上げにローストカシューナッツ、岩塩、メープルシロップ

パン生地も湯種を入れてもちっとさせました。

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